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【Illustrator】特許図面を描く時、効率よく描けるツール①

ニテコ図研の上川です。

 

 

Illustratorで特許図面を描く場合、効率よく描ける設定やツールを紹介したいと思います。

 

作業する前にIllustratorの環境設定を変える


環境設定を変える事で、特許図面が描きやすくなります。

 

 

 

 

【編集→環境設定→一般】

Illustorator 環境設定 一般

キーボードの矢印キーでオブジェクトを移動する事ができます。

 

 

特許図面のフローチャートを描く時には、よく使うツールです。

 

 

キー入力の数値を、使いやすい数値に変更することによって、キーボードの矢印キーで決まった数値の移動や微調整ができます。

 

 

 

 

また、Shiftと矢印キーを同時に押すと、設定数値の10倍の距離が移動できます。

 

 

例えば、キー入力の数値を0.1ミリに設定して、Shiftと矢印キーを同時に押すと、1ミリ移動する事ができます。

 

 

 

 

 

【編集→環境設定→単位】

 

 

基本設定ではポイントになっていますが、ミリなどに変更できます。

 

 

Illustorator 環境設定 単位

 

 

 

 

 

【編集→環境設定→ガイド・グリッド】

 

 

ガイドの色と線種を変える事ができます。

 

 

細かい特許図面をガイドを使ってトレースしている時、線種がライン(実線)でトレースしにくい場合、点線に変更することができます。

 

 

Illustorator 環境設定 ガイド・グリッド

 

 

 

 

 

【編集→環境設定→スマートガイド】

 

 

スマートガイドとは、特許図面などを描画する時に角度や交点、整列など、描きやすく補助してくれるツールです。

 

 

設定項目全てを設定していると、逆に特許図面などが描きにくくなりますので、

 

 

描きたい特許図面に応じて必要な項目だけ設定しています。

 

 

 

  

 

◇アンカーとパスのヒント表示

 

 

線のアンカーポイントや交点などを表示します。

 

 

 

 

 

◇変形ツール

 

 

任意の角度の線が延長できるようになります。

 

 

 

 

 

◇コンストラクションガイド

 

 

設定した角度で線が描けるようになります。

 

 

テクニカルイラストを描く場合は、30度の線を描く事が多いので「30°」に設定します。

 

 

また、描きたい特許図面に合わせて任意の角度にしたい場合は、カスタムを選択すると任意の角度も設定ができます。

 

 

※スマートガイドを使いたい場合は、表示→スマートガイドにチェック(設定する)が入っていないと、スマートガイドが表示されません。

 

 

Illustorator 環境設定 スマートガイド

記事担当:上川 智子(うえかわさとこ)

 

Illustratorとチョコレートをこよなく愛する、株式会社ニテコ図研20年目社員。

会社内では特許図面、取扱説明書、パーツリスト作成、3Dデータ作成などを担当している。



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