ニテコ図研代表の田中です。
弊社を創業する以前の会社員時代からCADを使い続けて30年。
その当時使用していたCADは国産の2次元CADでした。
まだあまり選択肢がなかった時代です。
AutoCADを使い始めたのは、弊社を創業してから。
何故AutoCADを選んだかと言うと、1990年頃のCADスクールの教材は主にAutoCADであったからです。
その頃はCADスクールの非常勤講師をやっていた関係で、自社でもAutoCADを導入することになります。
会社員時代に使っていた国産CADに比べると、AutoCADは・・・
使いづらかった!
慣れの問題もありますが、それ以上に尺度の考え方などAutoCADは作図の思想が特殊だったように思います。
仕事道具だと割り切って、我慢しながら使っていたのが正直なところです。
AutoCAD以外にも、安価で簡単に使えそうなCAD製品が世の中に次々と出てきます。
つい飛びつきそうになるのをこらえて、AutoCAD一筋、言い換えればAutoCADと心中する覚悟でした。
長い間使っているとAutoCADのカスタマイズ性の高さを次第に感じるようになりました。
定型業務ではこのカスタマイズ性の良さが一気に威力を発揮します。
大量の図面を描く時代は、自動作図プログラムのお陰でかなりの時間短縮がはかれました。
現在ではオリジナルプログラムの出番が少なくなってきています。
というのも、AutoCADがバージョンアップする度に、オリジナルプログラムに代わる標準機能を備えてきたからです。
現在でも、AutoCADアプリのご依頼をいただく事があります。
何十万個もあるオブジェクトの自動処理等、アプリを使わなければ何十時間とかかるような処理が、数十秒~数分で終わってしまいます。
この30年間で、一見使いやすそうで安価なCADも、現れては消えていきました。
またオリジナリティを備えたソフトウエアは、autodesk社に買収されていきました。
ある程度の規模の業務において汎用2次元CADを導入するなら、AutoCADが有力な選択肢となるのではないでしょうか。
数多くの企業に導入されてきたAutoCADですが、その便利な機能の大部分が活用されていないのが現状です。
その機能をご紹介しドンドンと効率化を図っていただくのも、弊社の役割だと考えています。
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