こんにちは、ニテコ図研の佐々木です。
今や話題をきかないことはなくなった3Dプリンタ。
弊社は3Dプリンタ用のデータ作成を行っており、ここ数年でお問い合わせをいただくことも増えてきました。
3Dプリンタは1980年に日本で技術開発がなされていた技術です。
しかし活用がなされず、眠ったままの技術となっていました。
日本での特許が切れ、その後アメリカでの開発が進み、現在は大規模市場が予想されています。
これまで金属やゴムなど工業分野での活用に留まっていましたが、プリンタ性能の向上、そして出力可能な素材もバリエーションが増え
利用される業界も幅広くなりました。
医療・芸術・食品の分野での活用事例をご紹介いたしましょう。
◇カルシウム素材の出力により骨を作成
カルシウムの粉末を3Dプリンタで出力することにより、患者ごとにぴったりの人口骨を作ることに成功しています。
内部構造を3Dデータで設計し出力できる3Dプリンタだからこそ成しえた事例でしょう。
小ロット生産というデメリットも感じさせません。
参考:ハザードラボ
URL:http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/9/8/9865.html
◇有田焼きの陶器
従来の方法では不可能だった鎖形状の陶器が3Dプリンタで作成可能となりました。
伝統工芸と最新技術が融合し、これまでにない表現の可能性が見えてきます。デザイン性だけでなく、コスト面でも期待できる
事例のようです。
参考:佐賀県プレスリリース
URL:http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00330538/index.html
◇チョコレート
まるでインテリアのように美しい3Dプリンタ。外見もさながら、造形するチョコレートの形状も芸術的です。
一家に一台のパティシエになるかもしれません。
参考:ガジェット通信
URL:http://getnews.jp/archives/1466161
いかがでしょうか。
これらの分野のなかでも特に医療分野では活用が期待されており、義手・義足を作った、鳥のくちばしを作ったなどのニュースを
たびたび耳にするようになりました。
3Dプリンタ分野はこのように進歩が目覚ましいため、弊社がムーヴメント以前に購入した3Dプリンタは
最新機種の性能にはとても敵わず、箱にしまったままとなってしまいました…。
(写真)オフィスの隅にやられた旧型3Dプリンタの箱
価格も下がり、安いものであれば10万円ほどで購入できます。
業界人のものだった3Dプリンタが市民のツールになる日も近そうです。
記事担当:佐々木 紗野(ささき さや)
株式会社ニテコ図研3年目社員。芸術系大学卒で芸術・デザイン関係への関心が高い。会社内ではWEB・教育事業・意匠写真を主に担当している。思ったことをすぐ口にするタイプのため独り言が多く反省中。
趣味はサイクリング。
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