【JAVC主催】Fusion 360 セミナーを開催いたしました

 

こんにちは、ニテコ図研の佐々木です。

 

7/29(土) に開催のセミナーの講師を担当いたしました!

 

 

 

2017年7月29日開催の  Fusion 360 セミナーの様子

 

 

JAVC(日本ビジュアルコミュニケーション協会)主催 「クラウドベース3DCAD入門」

 

 

セミナーでは、3D-CADの需要と背景についても考察しつつ

Fusion 360 の機能について解説いたしました。

 

基本画面の解説はもちろん、モデリング手法の紹介とクラウドによるデータ共有の方法まで

 

Fusion 360 の機能について幅広くお話いたしました。

 

 

特に重きを置いて説明したのが「コンポーネント」の重要性です。

 

 

 

コンポーネントとは、英単語として訳すると「部品」「構成要素」となります。

 

Fusion 360 ではブラウザと呼ばれるエリアに作成でき、対象とするコンポーネントをアクティブ化することで

 

コンポーネント内にスケッチやボディを格納することができます。

 


Fusion 360でコンポーネントを作成せずに、スケッチ押し出しによるボディを作成した。

コンポーネントを作成せずスケッチから押し出しによるボディ作成を行った場合

(クリックで拡大)

まずコンポーネントを作成してからスケッチ押し出しをしてボディを作成した場合

コンポーネントを作成してスケッチから押し出しによるボディ作成を行った場合

(クリックで拡大)



コンポーネントを作成せずにモデリングを続けた結果、ブラウザが見辛い状態になってしまった。

(クリックで拡大)

 

コンポーネントを一切作成せずに、ブラウザ直下に

スケッチ&押し出しを続けた結果ボディとスケッチが別々に格納された。

修正の際に、どのスケッチがどのボディの元になったかを判別しにくい。

形状ごとにコンポーネントを作成した場合は、ボディとスケッチがコンポーネント単位でまとめられており、管理がしやすい。

(クリックで拡大)

 

コンポーネントを作成し、モデリングを行ったデータのブラウザ。

ボディと元となったスケッチがセットになっている。

ボディの形状変更のためスケッチを修正する場合に判別しやすい。



 

 

コンポーネントによるスケッチとボディの関連付けにより、モデル修正が容易になる他、

 

コンポーネントを作成することで利用できるようになる機能もあります。

Fusion 360はコンポーネント単位でアセンブリジョイントを行う。そのためFusion 360を利用する上でコンポーネントについて理解することは非常に重要。

 

Fusion 360 を使いこなすには、コンポーネントについて十分に把握する必要があるといえるでしょう。

 

最初はモデリングに意識が行きがちですし、ちょっとわかりにくい部分ですので

 

ぜひともセミナーではコンポーネントについてお話したいと思っていました。

 

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!

 

 

 

※同様のセミナーの開催予定は検討段階ですが、決まりましたら弊社イベント案内ページにてお知らせいたします。

 


記事担当:佐々木 紗野(ささき さや)

株式会社ニテコ図研3年目社員。芸術系大学卒で芸術・デザイン関係への関心が高い。会社内ではWEB・教育事業・意匠写真を主に担当している。思ったことをすぐ口にするタイプのため独り言が多く反省中。

趣味はサイクリング。



株式会社ニテコ図研 サービス一覧

特許図面・意匠図面 3次元CADを利用した正確な図面を作成いたします。意匠写真、CG意匠図面も承ります。
データ変換 図面からPDF形式への出力やベクトルデータの変換などあらゆる図面のデータを編集・変換
CAD研修 Autodesk社認定のトレーニングセンターを運営。実務経験豊富な講師が指導いたします。
テクニカルイラスト テクニカルイラストレーション1級技能士が在籍。取扱説明書などは弊社にお任せください。
3DCG 20年以上の実績とノウハウでお客様が3Dに求める可能性を実現いたします。
CADカスタマイズ お使いのCADに合わせて専用のアプリケーションを開発いたします。お気軽にご相談ください。